こんなときは店番しながら本でも読むかなといつも思うんですが、
なんやかんややることやってるともう夕方で保育園へ迎えにいったり買い出しに行ったりで結局最近は本もまったく読んでません。
子供に読み聞かす絵本は内容も暗記するくらい読んでるんですけど(笑)
仕事の落ち着いたころ、ふっと自分がかけていた音楽が耳に入ってくる事があります。朝、バタバタと開店するときに再生ボタンを押して、昼過ぎ、ようやく聞こえてくる、そんなときもあります。
伊藤ゴロー「GLASHAUS」はここのところよく聞いています。
クラシックギターとチェロ、ピアノの音を聞いてると、雨も結構いいなと思います。お客さん少ないけど(笑)
さて、近頃周りの友人たちと「住む」場所、生活する場所について話す機会が増えてきました。当たり前だけど住む場所を決める(賃貸ではなくて、家を建てるとか買うとか)っていうのは人生でそう数多くあるわけではありませんよね。だからこそビビっとくる建物や場所をお財布と相談しながら探しまくるんです。決してユートピアを求めているのではなく、あくまで妄想が広がるような物件と出会うのを信じて。
つい先日、大沼のYさん宅にお招きされたときに、とても羨ましい生活がそこにはありました。それは言葉ではなかなか言い表せません。でも訪れた友人たちは皆羨ましがっていました。自分たちでリノベーションしたものすごく温かみのあるお家。大事に使ってきたものが大事に使われているキッチンやテーブルやイス。一枚一枚思い出や思い入れが刻み込まれているグラント・グリーンやトム・ウェイツの音楽。Yさん一家の何とも言えない温かさがそこには充満していました。それはたぶん大沼だったから、ではない。きっとYさんならどこか違う場所でもそうなるんだと思います。
誰かの生活をいいな~と思うことはほとんどないのですが、Yさん宅はいいな~と思いました。薪も(たぶんナラの)たくさん積んであったし(笑)。
翻って自分は、というと、まだまだどこかにどっしり腰を据えるという覚悟が足りないなと思うのです。