小さい頃、マンガのキャラクターなどをトレーシングペーパーでなぞってよく「写し描き」をしていた。
きっちりなぞっているつもりでも気がつくと微妙にずれていたり、はみだしていたりと、全くその通り!というわけにはいかなかった。
どの道にも少なからず先人がいて、後からついていく者たちはそこに敬意とまたそれとは相反するような批判精神を同時に併せ持ちながら突き進むしかない。「学ぶ」は「真似る」から来ている、と言われるように最初は何かを夢中で「まね」することで何かを「まな」んで行く。そしてそれが気づくと少しずつ道がそれて、新たな道がほそぼそと出来上がっていく。
今日は定休日だったので本屋さんに行ってパンの本やら何やらをいろいろ見に行った。函館にしっかりした古本屋があればいいのにな~と思いながらパンのレシピ本をパラパラめくっていた。今年はあと少しで終わるが、来年は少し新しいパンもやってみたい。参考になるものはなんでも参考にしたいと思う。
新しいモノを生み出すというのは「生みの苦しみ」というくらいだから大変だ。どうしてもすでにあるものとの比較になってしまう。
それでも来年、何かウチらしいもの、生み出せれば、と思うのです。