毎日のこと。

毎日のことですが、朝一人で作業を開始する時は身が引き締まる思いです。
自然相手の酵母君(うちでは毎日繋いでる酵母を「酵母君」といつのまにか呼んでいる)はその日その日で異なる気温や湿度に敏感に反応するので僕もそれを肌で感じようと起き抜けから五感を働かせています。
「あ、水がぬるくなってきたな」。顔を洗ったりした時の何気ない感覚を大切にして作業と向き合います。

大量生産、大量消費という時代は徐々に変わってきているのかなと思う反面、未だに根強く残っているとも思います。
毎日、できるだけたくさんの人にパンを食べてもらいたいと思う反面、残ってしまわないことも大切にしたいのです。わざわざ遠くから買いに来てくださったのにパンがない、ということもしばしばで、難しいな~と思います。

一時の流行ではなく、うちで毎日かけ継ぎしている酵母のように日々誰かと誰か、パンと誰かが繋がり、広がって行くようなそんな土壌がここから生まれればいいなぁと思っています。

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