パンを焼かない日、溜まっていてまだ読んでいない本を片っ端から乱読していくと、昼過ぎには頭がボーっとしてきて昼食を終えるとさらにボーっとしてくる。夕方、子供を保育園に迎えに行く。子供と遊ぶ。遊びまくって寝る。と、ふと次の日に本の内容がすっとオーバーラップする事があったりする。それが一ヵ月後だったり、一年後だったりもする。
もちろん読んだ瞬間、「おおっー!これは!!!!」と思ったりすることもあるけど、あまり多くない。だからどこでどんな本が「すっ」と落ちてくるか分からないからあんまり限定しないで、色んな本を読むことにしてる。渋~い哲学書から週間ジャンプまで。
話は変わって、お金の話。
僕がまだ学生のとき。
既に社会人になっていた先輩に誘われて飲みにいったときの話。
僕は金がほんと無かった学生だったんだけど、誘われたら大体断らない性格なので、金も持たずにいそいそと出かけた。
しこたま飲んで、カラオケも行ったのだが、僕は一銭も払わなかった。
いや、正確には払えなかった。
で、そのことをその先輩に伝えると
「金なんてなくたっていいんだ、金は、持ってる奴が払えばいいんだ」と申す。社会人になりたての彼も金が有り余っているわけではないはずだった。
けど少なくともお前(僕の事)よりはあるぜ!だから俺が払うの当たり前だろ?って態度。これ。この態度。とても風通しのよい態度だ。
決しておごってもらったからいってるのではなくて(笑)
お金なんてそんなもんだ。
お金をバカにしてるわけじゃない。
誰かと楽しくワイワイやるときにちょっと必要なもので、
お金それ自体に価値は無い。
むしろその場でワイワイ出来ることの方に価値がある。
だからお金はそんなもんだ。それ以上でもそれ以下でもない。
僕はそのようなお金を堅持するのではなく、風通しの良く、足りないものは扶助し合える、子供みたいに無邪気な人達といつかなにか面白い事ができるんじゃないかと今でも思っている。