RiTA③

先日の文化の日。
夕方からRiTAさんの3周年のパーティに行って参りました。
おしゃれな空間と音楽、ワインと料理を頂き、
次の日が定休日なのをいいことに飲みすぎました(笑)。
RiTAさん3周年おめでとうございます。
これからのご発展を心より願っております。

さて、店に戻ってきてからは片付けと建築家の方と打ち合わせ。
やっぱり二階の壁と屋根は無くなる様で、
「家の中にテントを張って寝るのもいいかな(笑)」
なんて言ってたけど、一時的に引っ越さないとダメみたい。
引越しは今までたくさんしてきたけど、
毎回思う。
なんでこんなにゴミが出るのか・・・。
極力モノは溜め込まないようにしているし、
お客様にも簡易包装をお願いしているというのに・・・。
黙っていても毎日ゴミは出るし、いらないチラシやなんやかんやは出るし。
理想はナップザック一つでいつでもどこかに移動できるような
そんな腰の軽さが欲しいのですが、
なかなかそうは行きません。

年内はなんとか営業しております。
来週あたりからは足場も組まれる予定ですが、
そんな中の営業もちょっと楽しみであります。
近くにお寄りの際はちょっとのぞいてやって下さいませ。

先週ラジオで聞いたコレ↓カッコよかったので載せときます。

3連休

10月も今日でおしまい。
明日から11月ですが、
1日、2日、3日の3連休は営業しております。

それと、もっと近々になったら詳しくお知らせいたしますが、
11月の中旬ころより当店の改装工事が始まります。実は・・・
本格的な工事は下旬頃からかと思いますが、
1月、2月はパン屋、ギャラリー共にお休みを頂きます。
12月ももしかしたら営業できない日もあるかと思います。
ご迷惑をおかけしたしますがなにとぞよろしくお願い致します。
11月は営業できると思います。

なにぶん古い建物な為、各所痛みが出てきております。
予算の関係で、オープン当初に手をかけてやれなかった箇所、
ひゅーひゅーと風が抜ける入り口や
吹雪の日には雪も入ってくる二階の窓など
なかなか過酷なボロ屋をこの度、第二期工事致します。

建築家の方と相談しながらなるべく営業できるように
工事は進めてもらうことになるかとは思いますが、
それでもやっぱり無理!となることもあるかと思います・・・

何卒、よろしくお願い致します。

10月29日

「泣くのは三流、歯を喰いしばるのは二流、
笑え、果てしなく、そいつが一流だ」

高校生の時、授業中に読んだ漫画のセリフですが
そうだったのか~と思って授業内容より鮮明に覚えてます。

人を疎外しない懐の深さと
軽く笑い飛ばせるユーモアを忘れずにいたいものです。

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最近、下の娘が怒るとこんな顔をします。
悪いな、とは思いつつも吹いてしまいます。

銀杏とカライモ

銀杏を煎りました。
店がくさかったらごめんなさい。
でもおいしいです。
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京都のカライモブックスより「唐芋通信第4号」届きました。
店頭にありますので、読んでいただければと思います。
僕がいつも楽しみにしている通信です。
ぜひどうぞ。
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男前

カンパーニュ

この時期、何でも美味しいですよね、芋とか栗とか。
カンパーニュも例外なく、一年で一番この時期が美味しいと思います。

いつも同じ様な味にするのが職人の職務なのかもしれませんが、
自然な酵母を相手にしたパン屋としては、その時その時の季節や気候と
仲良く付き合ってその時の特徴が出たパン、というものにも興味があります。下手すると言い訳のようになってしまいますが、本来、自然界にあるものの姿はそういったものだったんじゃないかなとも思うのです。
その季節が旬じゃないものを美味しく食べれることって、ちょっと考えてみると色々な無理が生じているだろうなと思います。
考えすぎかもしれませんが。

話は変わりますが、
関西ではかっこいい男の人やその行動を「男前」と言いますよね。
決して「イケメン」ではなく。
初めて聞いたとき、古風でサラッとしてて「いいなぁ」と思いました。
見た目だけではなく、その立ち振る舞いや行動に対しても
その賛辞は有効な所もイイ。

カンパーニュはまさしく「男前」だと思います。
古風な出で立ちで、サラッと主張しすぎるでもなく、
あくまでワインやチーズを盛り立てる名助演。
それでもってその存在感は消える事がない。
静かで、そんでもって忘れられない、小津安二郎監督の作品に出てくる
笠智衆のようなカンパーニュでありたい、そう思ったのでした。

秋バンザイ

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店の裏。
落ち葉が雨にぬれてハラハラと落ちています。

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ガラス窓越しに見えるのもまた、いとおかし。

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農楽蔵さんとこの畑のぶどう。
種おこしして、かけ継いでみようと思います。

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栗ご飯にきのこ汁。
秋バンザイ。
函館市内でも雪虫が舞い、
水曜日からグッと冷え込む予報。
皆様、体調にお気をつけ下さいませ。

いざ京都へ

僕が遊びに行くわけではないのですが(内心、行きたい)、
京都の二条カフェパランさんにて “パンと一品の会”という催しが
明後日の金曜日に開かれます。
ウチのパンたちもお誘いをうけ、(パンが)上洛させていただきます。

京都は学生時代に1年だけ生活した懐かしい土地です。
今でもたまに遊びに行きますが、そこかしこにお洒落なお店や
おもしろそうなお店があって、自転車で散策するだけでも
ほんとに楽しいところです。
思い出してたら遊びに行きたくなってきた・・・

さて、そのイベントの詳細は以下に↓

https://www.facebook.com/events/1458413377780280/

美味しいワインやチーズ、パン、いいですね。
お近くの方はぜひに。
予約の残りが少ないようですが・・・

星野道夫

北海道の秋がいままさに進行中です。
秋はとっても美しい季節であるとともに
なぜか気持ちが焦る季節でもあります。
初雪が降ってしまえば、少し落ち着いて
どっかり腰を落ち着かせることもできるのですが。

冬が来たら、ゆっくり本を読みたい。
今はちょこちょこっと星野道夫さんの本をつまみ読んでいます。
以下、「悠久の時を旅する」より抜粋です。

「雪に閉じ込められた暮らしはどうだろう。
太陽が沈まないアラスカの夏、人々はずっと
忙しく働き続けてきた。夜のない暮らしはすばらしかったけれど
夏の終わりには、人々はもう長い一日に疲れている。
夜の暗さが無性に恋しいのだ。
季節が秋から冬に移ってゆくにつれ、
自然は人々の暮らしにブレーキをかけてゆく。
まるで私たちの気持ちをわかってくれていたように。
その不思議な心地良さは、子どもの頃、
雨の日に家の中で過ごすうれしさに似ている。
雪に閉じ込められる日々は、人々の心に
ある静けさを取り戻させるのだろう。」

星野道夫さんの文章も読む人の心に
ある静けさを取り戻させてくれる。

とりとめない

夕方、パンの発送の準備も終わり
ボーっとして、外にいると
近くの西高校のブラスバンドの音が聞こえてくる。
風向きによってはけっこうはっきりと。
初々しいサックスの音にウルッとくる。
と、思えば、めちゃくちゃ上手いのもいる。

秋の夕暮れ時、サックスの音はいいよなぁ。

今日は厚沢部のソロソロ窯の臼田さんが遊びに来てくれました。
父と同じ陶芸家の方です。
父と違って、シュッとキレイな格好をした人です。
でも薪や間伐材や森と格闘してる飾らない素敵な人です。
厚沢部に行ったらぜひ行きたいところです。
廃校になった小学校をアトリエにしてます。
いろいろ話ししました。

そしたら僕もいいチェンソーがいよいよ欲しくなってきた。
僕のいまのチェンソーはなまくらの竹光みたいなチェンソーなので。
(でもそんなことを言うとヘソ曲げてしまいそうなので普段は褒めてます)

拾ったギターをカッコよく弾くのが一番カッコいい、という教えもありますが、
やはりマーティンのギターの鳴りはイイ、という話も聞きます。
ナマクラを使いこなしてあげるのが技術、という話も聞きますが、
道具は良いモノを使った方がいいという話も聞きます。

僕は技術がないから、気力でいつも木と格闘してますが
いいチェンソー、ほしいなぁ。

10月7日

昨日は大沼のあかり農場さん宅へ。
お昼ごはんをいただきながら
昼からワインを飲み、大好きなハンク・ジョーンズを聞いたり
ギターを弾いたり、コーヒー談義をしたり、
ゆっくりした午後を過ごさせてもらいました。
ごちそうさまでした。

子供達も楽しそうでよかったなぁ。

先週、ドラムセットとベースを置いたスタジオ(勝手にスタジオと呼んでます)に昨日はエレキギターとアンプを持っていきました。

「住む」より「楽しむ」ってキャッチコピーが
いつかのブルータスの特集であったけど
「住む」ことが「楽しい」ということは
いち人間として、いち親として
子供たちには見せてあげたいなと思うのです。

楽しむことはなにも用意されたものの中ばかりではないように思うのです。
むしろ、自分達で作っていくことの中の方に多い気がしています。
それは出来上がったものを享受されることに慣れてると
忘れてしまう感覚かもしれませんが・・・

そしてそれは生活の中にあるものであったり、するような気がします。
コーヒー一つ淹れること
薪ストーブに一つ火を入れること
ワインの栓を一つ開けること
お米を炊くこと

実際は自分達で生活を作り上げていく事はそんなにのんびり、優雅なものではないかもしれません。でも、そこには自分達で決定し、ゆっくりとした歩みではあるけれで、その中で楽しむことは楽しむ、本当の意味での豊かな時間が存在してるんだと思うのです。

人間の死亡率は100%という誰かの言葉がありましたが、
まさに有限な時間の中で、どう生きるかということは
忘れがちだけど、たまに考えると少し自分のなかでクリアになる気がします。結構ワイン回ってたんですけどね(笑)。