12月8日

「情熱」っていう言葉からくる印象はあくまで肯定的。なんとなく非の打ち所がなさそう。情熱が否定される事を多くの人が恐れるよね。
「アイツは冷めてる」とか「パッションが足りない」とか結構言われて傷ついた事あるんだよな(笑)。
それはその人の人格とか人生と同義で語られたり、もしくは情熱が全てのことを始めたり、継続したりする原動力と捉えることができるからかもしれないんだけど、本当にそうなのかな・・・?もちろん「情熱」を持って毎日パン焼いてるはずなんだけどもね。

そもそも「情熱」の訳語である「Passion」には受難、(能動に対する)受動、という意味もある。ともすれば足元をすくわれかねない危険なことばでもある。

先日、大学の友人が訪ねてきてくれた。
東京で働く奴は少し道に迷い、疲れていた。
駅に迎えに行った車で掛ける曲は決めていた。
音楽や映画や旅の話、多感な20代前半の多くの時間を共有した数少ない友人。
初めてバックパックを背負い、2人でヒッチハイクをして沖縄や離島をふらついた時から10年経って、それぞれに変化もあり、目の前の事に情熱を注いで猛進してきた。まさに情熱を注いで。そしていま奴は少し道に迷い、疲れていた。僕に出来ることはなんだろうと考え、美味いインドカレーを食べに行った。そして家で鍋をしたり、マーボー豆腐を食ったりした(食ってばっかり)。遅くまで色んな話をした。くだらない話もたくさんしたけど。
元気づけるはずがこっちが色々頂いてしまった気がした。
ありがとう、友人。またインドカレー食いに行こう。

12月2日

12月になった。
毎年ビックリするくらい、あっという間に過ぎる12月。
そしてゆっくりと過ごす1月と2月が来る。
その間休むことなく家を暖めてくれる薪ストーブ。
春先に割った薪は入れた瞬間に火がつくくらいに乾燥している。
薪ストーブを焚く時間は豊かな時間だ。本当にそう思う。
これがあることで冬がどれだけ豊かになるかわからない。
最近では娘も薪運びを手伝ってくれるようになった。
寒いときは家族が薪ストーブの近くで過ごす。
ガス栓をひねったり、ボタンを押さずにお湯を沸かして淹れるコーヒーは気分もいい。皆が皆、薪ストーブにするのは難しいし、押し付けるのも変だけど、これだけは言える。薪ストーブは最高だ(笑)

街路樹のナナカマドの実もだいぶ落ちて今年もいよいよあと少しだ。

シュトーレン

今日は昼頃から雪が降ってきて、いよいよ本格的に冬が始まるなぁ、という感じです。まだまだ湿っぽい雪ですが、また雪かきの日々がくるんだな~。
さて、トンボロでは12月1日(日)よりシュトーレンのお引渡しを開始します。すでにご予約も始まっておりますのでお電話やFAX、メールにてお受けしております。もちろん店頭でのご予約も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。

十二ヶ月(工芸舎)マルシェ@本町ホテルシエナ

十二ヶ月マルシェ
今日第3木曜日13:30より、本町ホテルシエナ内
十二ヶ月(工芸舎本町店)にて出張販売します。

今日は冷え込みが一段と厳しく、
雪でも降りそうな雰囲気です。
玄関先にいない場合、店内にて
販売させて頂いてます。
十二ヶ月の店内も素敵な工芸品や洋服・アクセサリー
フェアトレードの食品やペーパークラフトなども
覗きに来て下さいね。

ちなみに、12月の開催はお休みさせて頂きます。
毎週日曜日夕方は市内を配達に出掛けていますので、
そちらを是非ご利用ください。

お知らせ

秋休み11/11~11/19
来週11月11日(月)~19日(火)まで秋休みを頂きます。
その間の発送も休み明けになりますので、ご了承ください。

パン屋の日本一激戦区・京都に行って
美味しいパンを食べたり見たりして吸収して
さらにのんびりしてこようと思います。

帰ってきたらシュトーレンの季節・・・。
頑張ります!!

11月4日

今日何件かお問い合わせいただきましたが、3連休最終日の4日(月)は営業しています。数に限りがありますのでお取り置きもできますのでお問い合わせくださいませ。0138-27-7780

10月31日

10月も今日で最後。
大好きなルー・リードが先日亡くなった。
ずっと病床だったらしい。
当たり前だけど誰しも最期は来る。
それまでどう生きるか。
何気なく過ぎていく毎日も振り返れば人生の1ページになっていると思うと精一杯生きたいと思う。忘れがちだけどね。

10月28,29

日曜日の営業を終え、配達も終えて、
営業中のパザールバザールへギターを教えてもらいに行きました。
何時間もギターを弾きまくるのは久しぶりで、柔らかい指先がカチカチになるほどでした(笑)
それでも大好きなブルースを楽しく教えてもらい(ほとんどセッションみたいな感じで)あっという間に夜は更けました。よーいちさん、ありがとう。
それと営業中なのにギター弾かせてくれたパザールバザール夫妻、ありがとう。
またやれたらいいな~。

翌日、月曜日は午前中が娘の七五三の撮影。
朝から着物の着付けで大忙し。
僕も初めて着物や袴を着ました。
本当は去年やるはずだったのですが、娘が着物を嫌がって出来ませんでした。
今年は着付けを手伝ってくれたおばさんやお友達、そしてなんとも愉快な写真屋さんのおかげで無事終える事が出来ました。

そして午後からは西部地区おっさんサッカーをしに緑の島へ。
第一回目は雨で流れたので、今回が初。
みんな経験者がほとんどで、僕もずっとサッカーやってたので自信はあったんですが・・・やはりブランクがあり、ミニゲームですら息が上がりました。
今日はお決まりの筋肉痛です(笑)
でも久しぶりにボールを蹴った瞬間にはガンガンやってた頃の神経が一瞬戻った気がしてとても楽しかったです。走り込みでもするかな~。

ワインの農楽蔵さん、ラ・コンチャのスタッフのみなさん、鍵谷さん兄弟、建築家の富樫さん、お疲れ様でした。また懲りずにやりましょう。

10月25日

今日は朝からしっかりと雨が降っています。

こんなときは店番しながら本でも読むかなといつも思うんですが、
なんやかんややることやってるともう夕方で保育園へ迎えにいったり買い出しに行ったりで結局最近は本もまったく読んでません。
子供に読み聞かす絵本は内容も暗記するくらい読んでるんですけど(笑)

仕事の落ち着いたころ、ふっと自分がかけていた音楽が耳に入ってくる事があります。朝、バタバタと開店するときに再生ボタンを押して、昼過ぎ、ようやく聞こえてくる、そんなときもあります。

伊藤ゴロー「GLASHAUS」はここのところよく聞いています。
クラシックギターとチェロ、ピアノの音を聞いてると、雨も結構いいなと思います。お客さん少ないけど(笑)

さて、近頃周りの友人たちと「住む」場所、生活する場所について話す機会が増えてきました。当たり前だけど住む場所を決める(賃貸ではなくて、家を建てるとか買うとか)っていうのは人生でそう数多くあるわけではありませんよね。だからこそビビっとくる建物や場所をお財布と相談しながら探しまくるんです。決してユートピアを求めているのではなく、あくまで妄想が広がるような物件と出会うのを信じて。
つい先日、大沼のYさん宅にお招きされたときに、とても羨ましい生活がそこにはありました。それは言葉ではなかなか言い表せません。でも訪れた友人たちは皆羨ましがっていました。自分たちでリノベーションしたものすごく温かみのあるお家。大事に使ってきたものが大事に使われているキッチンやテーブルやイス。一枚一枚思い出や思い入れが刻み込まれているグラント・グリーンやトム・ウェイツの音楽。Yさん一家の何とも言えない温かさがそこには充満していました。それはたぶん大沼だったから、ではない。きっとYさんならどこか違う場所でもそうなるんだと思います。
誰かの生活をいいな~と思うことはほとんどないのですが、Yさん宅はいいな~と思いました。薪も(たぶんナラの)たくさん積んであったし(笑)。
翻って自分は、というと、まだまだどこかにどっしり腰を据えるという覚悟が足りないなと思うのです。