1月24日

昨日、山田農場さんがチーズを配達しに来てくれて(冬季は今回が最後で、また3月位からチーズの販売は再開されるそうです)おもしろい話をたくさん聞かせてくれました。久しぶりに腹がよじれました。特に道南独特の「なまり」の話では僕らも色々おもしろい経験してるので大いに共感できました。道南には僕らもまだまだ知らない言語が眠っていて奥深いな~と思いました。そして、たくさん大変な事もあっただろうに、そんな事なかったかのようにケロっとしてる山田さんってすごいな、と改めて思いました。そんな山田農場さんのチーズ、少量ですが販売しております。ぜひどうぞ。

さて、トンボロではこの1月から2月にかけては毎年、いよかんピールを使ったパンを作っております。「メランジェ・ドゥ・オランジェ」という名前でやっております。山葡萄の甘酸っぱいのとくるみのほろ甘いのと、いよかんの香りとほろ苦さが絶妙です。

1月も残すところあとわずか。
今年はワールドカップもあるし、小野はコンサドーレに来るし、フォルランはセレッソに来るし、忙しくなりそうです(笑)

1月16日覚書き

パンを焼かない日、溜まっていてまだ読んでいない本を片っ端から乱読していくと、昼過ぎには頭がボーっとしてきて昼食を終えるとさらにボーっとしてくる。夕方、子供を保育園に迎えに行く。子供と遊ぶ。遊びまくって寝る。と、ふと次の日に本の内容がすっとオーバーラップする事があったりする。それが一ヵ月後だったり、一年後だったりもする。
もちろん読んだ瞬間、「おおっー!これは!!!!」と思ったりすることもあるけど、あまり多くない。だからどこでどんな本が「すっ」と落ちてくるか分からないからあんまり限定しないで、色んな本を読むことにしてる。渋~い哲学書から週間ジャンプまで。

話は変わって、お金の話。
僕がまだ学生のとき。
既に社会人になっていた先輩に誘われて飲みにいったときの話。
僕は金がほんと無かった学生だったんだけど、誘われたら大体断らない性格なので、金も持たずにいそいそと出かけた。
しこたま飲んで、カラオケも行ったのだが、僕は一銭も払わなかった。
いや、正確には払えなかった。
で、そのことをその先輩に伝えると
「金なんてなくたっていいんだ、金は、持ってる奴が払えばいいんだ」と申す。社会人になりたての彼も金が有り余っているわけではないはずだった。
けど少なくともお前(僕の事)よりはあるぜ!だから俺が払うの当たり前だろ?って態度。これ。この態度。とても風通しのよい態度だ。
決しておごってもらったからいってるのではなくて(笑)

お金なんてそんなもんだ。
お金をバカにしてるわけじゃない。
誰かと楽しくワイワイやるときにちょっと必要なもので、
お金それ自体に価値は無い。
むしろその場でワイワイ出来ることの方に価値がある。
だからお金はそんなもんだ。それ以上でもそれ以下でもない。

僕はそのようなお金を堅持するのではなく、風通しの良く、足りないものは扶助し合える、子供みたいに無邪気な人達といつかなにか面白い事ができるんじゃないかと今でも思っている。

始動

皆様、遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
今年の正月は妻の実家の兵庫県で迎えました。
雪も無く、暖かい正月でした。

年に一度、孫に会えるのを楽しみにしている妻の両親はカニにあたり、寝正月となりましたが、孫との正月を満喫したようです。(孫は来て嬉しい、帰って嬉しい、とよく言いますが・・・まさに)

さて、2014年も早くて10日が過ぎました。
今年はどんな年になりますでしょうか。
3連休の初日、11日(土)から今年のパンの初焼きしております。
お時間ありましたら、ぜひお立ち寄り下さい。お待ちしております。

年末年始のご案内。

今年は色々な出会いが会った一年でした。

本当にお世話になりました。

また来年もよろしくお願い致します!

2013年12月30日(月)~2014年1月10日(金)の間お休みを頂きます。

1月11日(土)より通常営業になります。

来年も、どうぞよろしくお願い致します。
tombolo

クリスマス、年末年始の営業

クリスマス、年末、年始の営業のお知らせです。

今週末の3連休は営業しております。クリスマスイブの24日(火)はお休みですのでご注意くださいませ。
シュトーレンギフト、シュトーレンも残りわずかとなってきました。
ご予約はお早めにどうぞ!
年末年始の営業は29日(日)までとなります。
年始は1月10日(土)からとなります。

また明日の水曜日からは少しですがラスクの販売もしております。
数量に限りがありますので、お電話ください。お取り置きできますので。

12月12日

マンデラ氏が亡くなったニュースと秘密保護法が成立したニュースが同時にうまく頭に入ってこない状態から1週間ほど経ったけど、未だに後者のほうは想像力をフルに駆使しても納得の行くものが何一つとして見出せない。

闘い続けた一人の男の最期と、闘う前に諦める事に慣れてしまった僕らの国の新たな法律との距離が甚だしく、恥ずかしい思いさえ感じる。

政治も芸術も経済もいま目の前で見えるものから見えないものへのまなざしがなければそれは自己陶酔や単なる暴挙になりかねない。

おたくや引きこもりがよく現代の若者像として引き合いに出されるが、
政治のプロが自分たちの領域だけで専門化し、閉じこもる状態となんら変わりがないことを僕らは知っている。

これは政治の分野に限った事ではないと思うけど、そうやって閉じこもって慣習に従い、他との交流を持たずに「我々」は「我々」としてのみ存在し、他を押さえ込もうとする姿勢は想像力を持ったプロフェッショナルとは言えないと思う。特に行政に携わる者に一番必要な能力は、専門化せずに異なる専門家や市民と見えるものから見えないものを想像し構築していく姿勢じゃないか、と思う。

マンデラ氏は目の前の偏見や差別から見えない自由を掴み取ろうと牢獄の中でも想像力をフルにして闘い続けたのだろう。

一方、想像力の働く人からはとてもまともとは思えない法案を、とても民主主義とは思えない形で成立させてしまった僕らの国はどうだろうか。
そんなこと考えてないでクソして寝た方がいいと思うだろうか。僕はクソを我慢してでも考えた方がいいと思っている。
「お・も・て・な・し」してる場合じゃないんだよ。

12月8日

「情熱」っていう言葉からくる印象はあくまで肯定的。なんとなく非の打ち所がなさそう。情熱が否定される事を多くの人が恐れるよね。
「アイツは冷めてる」とか「パッションが足りない」とか結構言われて傷ついた事あるんだよな(笑)。
それはその人の人格とか人生と同義で語られたり、もしくは情熱が全てのことを始めたり、継続したりする原動力と捉えることができるからかもしれないんだけど、本当にそうなのかな・・・?もちろん「情熱」を持って毎日パン焼いてるはずなんだけどもね。

そもそも「情熱」の訳語である「Passion」には受難、(能動に対する)受動、という意味もある。ともすれば足元をすくわれかねない危険なことばでもある。

先日、大学の友人が訪ねてきてくれた。
東京で働く奴は少し道に迷い、疲れていた。
駅に迎えに行った車で掛ける曲は決めていた。
音楽や映画や旅の話、多感な20代前半の多くの時間を共有した数少ない友人。
初めてバックパックを背負い、2人でヒッチハイクをして沖縄や離島をふらついた時から10年経って、それぞれに変化もあり、目の前の事に情熱を注いで猛進してきた。まさに情熱を注いで。そしていま奴は少し道に迷い、疲れていた。僕に出来ることはなんだろうと考え、美味いインドカレーを食べに行った。そして家で鍋をしたり、マーボー豆腐を食ったりした(食ってばっかり)。遅くまで色んな話をした。くだらない話もたくさんしたけど。
元気づけるはずがこっちが色々頂いてしまった気がした。
ありがとう、友人。またインドカレー食いに行こう。

12月2日

12月になった。
毎年ビックリするくらい、あっという間に過ぎる12月。
そしてゆっくりと過ごす1月と2月が来る。
その間休むことなく家を暖めてくれる薪ストーブ。
春先に割った薪は入れた瞬間に火がつくくらいに乾燥している。
薪ストーブを焚く時間は豊かな時間だ。本当にそう思う。
これがあることで冬がどれだけ豊かになるかわからない。
最近では娘も薪運びを手伝ってくれるようになった。
寒いときは家族が薪ストーブの近くで過ごす。
ガス栓をひねったり、ボタンを押さずにお湯を沸かして淹れるコーヒーは気分もいい。皆が皆、薪ストーブにするのは難しいし、押し付けるのも変だけど、これだけは言える。薪ストーブは最高だ(笑)

街路樹のナナカマドの実もだいぶ落ちて今年もいよいよあと少しだ。

シュトーレン

今日は昼頃から雪が降ってきて、いよいよ本格的に冬が始まるなぁ、という感じです。まだまだ湿っぽい雪ですが、また雪かきの日々がくるんだな~。
さて、トンボロでは12月1日(日)よりシュトーレンのお引渡しを開始します。すでにご予約も始まっておりますのでお電話やFAX、メールにてお受けしております。もちろん店頭でのご予約も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。